インスピレーションを受けたモノ 人 場所 etc
いろんなモノにフォーカスをあてて紹介しています
今回は「夜空はいつでも最高密度の青色だ」という
詩集を読んでみて
思った事です
1986年生まれの女性
最果 タヒさんが著者です
丁度 僕より20歳年下
最果さんが何者なのか?
全く知らず
図書館でリコメンドされていて
装丁デザインが目を引き
たまたま手に取り
タイトルに惹かれて
借りてしまいました。
詩集なんて読むのは久しぶり
チャールズ ブコウスキーと田村 隆一以来です
ブコウスキーと田村さんの詩集をよんだのは
90年代
写真を撮り始めた頃
僕の好きな写真家が被写体として撮っていた写真を見たから
読んでみただけで
ぶっちゃけ
詩に対して興味があった訳ではありません
ただ読んでるのがカッコいいかも
位のものでしょう。
薄っぺらいですねー
笑笑
で 今回も
やっぱり きっかけは軽いものなのですが
ただ
自分も52歳になった訳で
ちょっと
言葉の持つ力なんて事に興味を持っていて
そんな考えが頭にあったからか
この詩集を選んでみたのかもしれません
で、読んでみて
思ったんですよ
自分の感覚にフィットしない
凄く若さを感じる
すこし小っ恥ずかしい感じが自分中にある
青臭い訳ではない
いゃ
もしかしたらそう感じているかもしれない
そもそも詩とはなんなのか?
を理解していないかもしれない
勉強した事もないしなぁー
小説の様に読めば風景が思い浮かぶ位に思っていたが
そういう楽しみかたではないみたいだし
そして 1番は
この詩が持つ感覚に自分がフィットしない事に
不安を持っているかもしれない
何故なら
自分の仕事として
感覚的に敏感でなくてはいけないという
強迫観念的なモノが自分の中にあり
自分が理解できない
感覚的にフィットしない
理解しづらい
他にもいっぱいあるんだけど
今の若い人達の感覚はこんな気分なのか?
本当か?
ウチの娘達が読んだら
鏡のように心の中に響き
そうそう!
なんて共感するのか?
もう全く
わからない
ある意味
言葉の力を思いしった気がする。
自分が勝手に選んだ本だが
それを選んだ事が必然なんだろうって思って
それは自分にとってプラスになる事だろうって
思っていたが
でもマイナスでもなく
ただただ
自分は大人になってしまったのかもしれない
この詩の持つ感覚と自分は違うところに
いるのかもしれない
20年前に読んでいたらグッときたのかなぁー
なんて思ってみたり
と、いうことは やはり 大人になっているのであり
時間の経過と
これまでの経験
その他諸々が自分の中に蓄積され
鈍くなってしまったのかもしれないなぁー
まあ、この世の中をサバイブしていくには
ちょっとくらい鈍い位の方がいいのかもなんて
やっぱり大人な考えが浮かび
あー歳をとるとはこういうことなのかもなぁーなんて
ゆっくりと自覚してしまった様な気がします。
それでも この詩が放つ感覚に共感したいという
未練がましい自分がいて
何度も読み直して
自分にフィットさせようとしているのですが
笑笑
図書館の貸し出し期間は2週間
その間に僕はこの詩集が放つ世界感を自分の中に取り込む事が出来
石原治和
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